子どもができると、大きく変化するのが家計。
最初はオムツやミルクなどの消耗品や赤ちゃんグッズなどの生活費が、やがて学資保険や習い事などの教育費が、家計に食い込んできます。
二人暮らしの間は丼勘定でいけたけど、そろそろ家計簿つけなきゃ……と思う人も多いのではないでしょうか。

我が家も家計簿をつけています。締日は給料日前日。
お給料が出たら生活費を下ろし、一週間分ずつお札を折って、お財布に入れます。
一週間分ずつ封筒に入れて管理する人もいますが、これだと週またぎで急に大きい出費があった時困るので、私はこうしています。

【a.家計の基本方針】

買い物をしたらレシートをもらい、適当に時間を作って、最低週に一回は家計簿をつけます。
細かい収支合わせはしません。レシートからわかる出費に合わせて、財布の中身を調整します。締日にはある程度しっかり計算しますが。
大雑把なやり方ですが、下記a-3があるので、家計は狂いません。失敗したら、ペナルティは家計ではなく個人に返るようになっています(笑)

 a-1.家計用口座を作って、夫と妻双方が入金する。
 a-2.備蓄買いのような大きい出費は、家庭内分割払いとする。
 a-3.お小遣いは家計から支給される。その代わり、レシートのない出金は各自負担とする。

別々の口座で生活しているご家庭は結構多いそうですね。できれば、生計は一つにしましょう。
オムツの箱買いのように、「長期的にはお得だが短期的には痛い出費」は、使用すると思われる月数で値段を割り、家庭内分割払いとします。特別出費として家計外で計算しちゃダメ。
お小遣いは心の栄養ですから、家計から出しましょう。「余った分はお小遣い」方式だと、貯金が増えません。我が家では、余った生活費は子供の口座へ入れています。
レシートのもらい忘れはペナルティとして、各自が引き受けましょう。例外不可です。

【b.レシート対策】

レシートで家計を管理するとわかるのですが、もらい忘れの他、自販機、フリーマーケット、屋台、バス代……など、レシート・領収書のない出費は案外多いもの。
こういった不明出費の種は、以下のように対策しています。

 b-1.自販機で買い物しない。するなら、小遣い覚悟で。
 b-2.フリマや屋台へ行く場合は、先に設定した予算だけを家計から抜いておく。はみ出た分は小遣いで補てん。
 b-3.見失いやすい交通費は、Pitapaなどの交通系カードで管理する。

【c.クレジットカード対策】

レシート管理方式の場合、面倒くさいのが、お金が時間差で消えるクレジットカードの扱いです。財布の中身が合わなくなるので、どうしようかなとなりますよね。
我が家では以下のようにしています。原始的なやり方ですが、整合性は取れます。口座へちゃんと返金すると、通帳と家計簿が合うので、後で見た時わかりやすくなります。

 c-1.専用貯金箱を作り、クレジットカードで支払った分のレシートと現金をそこへ入れておく。
 c-2.給料日に銀行へ行った時、家計用口座(a-1)へ返金する。 

【d.臨時出費対策】

 d-1.生活費で賄えない急な出費は、家計用口座(a-1)から出す。買いだめはa-2方式で生活費から。
 d-2.臨時出費の内容と金額を書いたメモを必ず残し、定期的に確認する。

生活費以外の出費もまた、案外多いもの。
主なところでは帰省費、車検代、被服費(スーツや制服などの大物)、子どもイベント代(スタジオアリスなどの写真代含む)、任意の予防接種代などでしょうか。
医療費助成が使えない他府県での医療代も、私はここへ入れました(助成分を引いてから)。
臨時出費は、ボーナス時期に清算します。ボーナスと相殺して、マイナスだったらボーナスイベントなしです(笑)
逆に言えば、それくらいの金額しか臨時出費には使えないし、それくらいの金額は口座に残しておく必要があります。

家計簿をつけていると、自分の家の傾向が見えてきます。
例えば、我が家は外食費が高く、娯楽費が少な目です。夫も私も美味しいものが好きなので、外食=娯楽になってるんですね。
それがわかってから、外食費が多少高いのは「あり」と思うことにしました。家計バランスは家それぞれですな。

あ、集めたレシートの破棄時期ですが、我が家の場合は「医療費控除申請をしたら破棄する」としています。
ハードル高いですね! でもやらないと捨てられないので、感熱紙(レシート)の字が消えるまでには頑張らないと~。
ちなみに、医療費控除申請は5年まで遡れます。