2014/11現在、子育て中の親の熱い視線を浴びている「認定こども園」。


公報に載っていた説明を熟読したのですが、
「認定こども園になるかどうかは各園が決める」
「移行により保育・教育内容がどう変わるかも、各園が決める」
「詳しくは各園まで!」
ということしかわかりませんでした。


先日11/4に樟葉生涯学習センターで行われた説明会での話を聞いてみても、状況は変わっておらず。


仕方ないので、私自身の今の時点で理解している内容をここにまとめておきます。
話は、保育園・幼稚園・無認可などの先生や保護者、八幡などで実際に認定こども園へ通っているママ友などに聞きました。もちろん子育て支援室や市役所発信の情報も含まれています。


・基本的に、くずは地域には移行する園がないので(公立幼稚園以外)、関係ないと言えば関係ない。

・認定こども園は待機児童解消が主目的なので、基本的には幼稚園→認定こども園がメインとなる。
・枚方の公立幼稚園(このへんなら樟葉幼稚園)は移行対象。これにより何が変わるかは、決まっていない(12月の議会で決定される)。保育料は若干上がると推察される。
・幼稚園が保育機能を備えた認定こども園へ移行する場合、預かり時間延長以外にも、乳幼児受け入れのため建物の建築基準を見直す必要などがあり、助成に対してデメリットが大きい。
・現在私立幼稚園6園が移行を申し出ているが、やっぱりやめたいという園が出たとか出ないとか。
・ちなみに青葉やローズ、樟葉幼稚園などでは既に延長保育を行っている。
・周囲に聞いた感じでは、くずは地域の幼稚園はどこも「うちは関係ないですから」的スタンスのよう。

・保育園が移行した場合、昼で帰る子どもが増えるだけなわけで、正直園にメリットはない。幼稚園機能として教育的時間(習い事)が増えるのかと言えば、園によると思うが多分増えない。そもそも、幼稚園にも「習い事=教育ではない」とする園もあるので……。
・ちなみに、くずは地域の私立保育園は幼稚園的性格が強いので、既に習い事の時間がある。
・周囲に聞いた感じでは、くずは地域の保育園はどこも「ふーん、うちはやらないんじゃない?」スタンスのよう。


・認定こども園のメリットは何かと言えば、子どもが小さいうちはパートで、少し大きくなったらフルタイムで働きたいという家庭において、子どもを同一の施設で保育し続けられることだと思われる。
・そのため、今フルタイムで保育園に預けている母親や、フルタイムで働く予定がない母親にはあまり関係ない。
・認定こども園では通園していない親にも子育て支援を……とあるが、くずは地域の園では大抵園庭解放と子育て支援がセットであるため、新たにメリットは発生しないような気がする。
・ちなみに、幼稚園は文部科学省・教育委員会の管轄、保育園は厚生労働省・子育て支援室の管轄なので、情報の流れが一括化されるようになるのは当分先っぽい。


個人的には、子どもに「毎日昼に友達が母と帰る姿」「平日行事に幼稚園組親が集う姿」を見せたくないので、移行は歓迎していません。
端的に言えばかわいそうです。
親が昼から傍にいてくれる家庭があると知るのは、小学校に上がって、「お母さんはお仕事があるから」が理解できるようになってからでいい。それまでは、皆同じ環境だから我慢できる、という状況にいるのがベターだと思います。
保育園が認定こども園になった時、先生達が子ども達の心のケアまでしてくれるかと言ったら、そこまでは手が回らないでしょう。だったら今のままがいいと思っています。


ちなみに、今後認定こども園が増えるかについては、多分保育園は容量オーバーで難しい。
幼稚園は……このへん幼稚園強いから、市も強制できないだろうなあ……というのが、私の感想。

ちなみに、認定こども園入園手続きには、280人が詰めかけたそうですよ。
徹夜で並んだ人もいたそうです。やっぱり認定こども園も、抽選とかじゃなく先着順なのねぇ。
http://www.city.hirakata.osaka.jp/soshiki/kosodate/tttt.html

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